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13.03.01

納車点検について

今回は、プジョー307xs・’01y・4.5kmの納車点検についてお話しいたします。

この車は、タイミングベルトの交換時期が、4年もしくは9万kmといわれています。
今回のお客様は、もう一台の展示車1.7万km・エーゲブルーと悩まれました。
それもそのはず。ブルーは168万円、レッドは158万円で10万円の差があったからです。

当店では、ブルーの場合納車点検はタイミングベルトを交換する必要がありませんのでそのままとなります。
しかし、レッドの場合は交換する必要はありませんが、購入されるお客様からすれば、早めにタイミングベルトを交換しなければなりません。となりますと次回の車検の際に車検代金が勿論高くなります。

ここからが、上手な商談のはじまりでした。 
タイミングベルトを交換してもらえないでしょうか? とのこと!
当店は、納車点検の際にタイミングベルトを交換するにあたって、ベルトに掛かっているウォーターポンプ(冷却水を循環させる為の装置でもちろん消耗品)と、ベルトを支えるテンショナー(消耗品)をいつもセットで交換します。

なぜなら、交換工賃(作業代金)が割安になるからです。部品の代金はメーカーにより若干異なりますが、ウォーターポンプは約2万円・テンショナーはせいぜい1万円程度です。

この金額をお高く感じられるかもしれませんが、道路を走る自動車の安全性・お客様の不安感のことを考えると決してお高いものではありません。ウォーターポンプを交換するということは、必然的に冷却水も交換しなければなりません。タイミングベルトが切れてしまうと輸入車とディーゼル車はエンジン内部のバルブが曲がってしまい、修理するのに50万円以上かかってしまうケースがあります。「国産車が安心」と言われるのはタイミングベルトが切れてしまっても、エンジン内部のバルブが曲がらない構造になっているからでしょう!(ガソリン車に限る)

中古車センターで購入される車の場合、「納車点検整備費用」が一定の金額に設定されています。ですので今回のお客様は10万円安い車を選んだことにより整備費用で更に10万円強お得なお買い物をされたことになるでしょう!
(合計約20万円のお得)

購入される車はその車種に詳しいお店を選ぶことによってパーツのや消耗品の詳しい説明をしてくれますので、納得した一台へのナビゲーターとなることでしょう! 

 

Mighty Japan 小谷 学