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13.03.04

マイティ的エンジンオイル交換の重要性

当店マイティジャパンでは、お客様に4000kmもしくは6ヶ月に一度
エンジンオイル交換を行うようにオススメしています。

我々の身体を思い出してください。。。
最近テレビなどでヨク耳にする『サラサラの血液』・・・エンジンオイルとはこの様なものかもしれません。

エンジンオイルの効果は、エンジン内部の金属と金属の磨耗を防ぎ、潤滑を良くし、また、エンジン内部の防錆効果もあります。

オイル交換のメドは1リッターにつき1000kmもしくは、半年に1度とお考え下さい。

「えぇぇぇ~っ、、、半年で1000kmしか乗っていないのに オイル交換なの???」
・・・この様なご質問が時々ございます。

オイルは時間がたつにつれて、酸化してまいります。
その酸化をおさえるために、分かりやすく申し上げますと『酸化防止剤』が添加されています。
その効き目が約半年といわれています。

皆様をもっとビックリさせる事実は、エンジンオイルの本来の効果は、実は、約500kmしかもたないと言われている事です。

さてさて、一歩踏み込んだ内容をご説明いたしましょう!!

エンジンオイルを交換する際に、必ずボンネット(エンジンルーム)を開きます。

この時点で、お気付きの方もおられるでしょう!!

エンジンルーム内には様々な機関がございます。
エンジン本体・ラジエーター・サブタンク・ブレーキオイルなどなど・・・

これらに異常があった際に、エンジンオイルの交換をする事によって発見できる事があります。

ですので、エンジンオイルの交換は、病院での定期検診のようなものとお考え下さい。

愛車のユーザー様が、運転中にトラブルが発生する事を恐れられるのは必然ですよね。(マイティ君も同様)

実際にあった具体例で申し上げますと、エンジンオイルの交換の際に、ボンネットを開けると、通常漂わないはずの異臭がしました。
マイティ君はスグにわかりました。。。冷却水が漏れている!!

辿って行くと、ラジエーターの上部(アッパータンク)から少しずつ赤色の冷却水が漏れていました。
(冷却水は緑色の物もございます)

次の日に兵庫県から京都に出発する予定とのことでした。

早急に代車をご用意し、一難を逃れる事が出来ました。

もう一つ!!
エンジンオイルを交換する際、お客様の車を移動中に発見しました。

低速で走行中にハンドルを回すと「ゴリゴリゴリゴリ・・・」あれっ!!

フロントタイヤ周辺にある、ハブベアリングが消耗していました。
ハブベアリングは消耗したままご乗車されると、ベアリング同士が摩擦し、熱を持つことによって解けてしまいます。
解けたベアリングの熱が冷めると同時に、走行中にタイヤがロックしてしまい、スピンし、死に至る事がございます。

もう一ついっちゃいましょう!
ボンネットを開け、ふと目に付いたものは、ギトギトになったエンジンルーム内。
エンジン本体からのオイル漏れかと思いましたが、辿ってみるとパワーステアリングのホースからのオイル漏れでした。

これらのオイルがポタポタと落ちて行くと、その下にはエンジン本体からマフラーに繋がるマニホールドがございます。ガソリンを燃やすエンジン本体から発せられる温度は、勿論、マニホールドまでに達します。

すると、長時間 走行されると、パワステオイルはドンドン温められ、最終的には火災へと繋がります。

これらは ほんの一例です。

皆様!!自動車は財産でもありますが、道を走る 安全性を問われるものでもございます。ご自身の健康管理をなさるように、定期健診と思って、エンジンオイルの交換を怠らないようになさって下さいね!!


2008.02.14 Mighty Japan 小谷 学